中国バックパッカー旅⑥ 長距離列車
いざ、広州から966km離れた重慶へ。 長距離列車だと23h58m、硬臥(硬い簡易ベッド)で片道約7700円です。 飛行機ならば2h、安くて片道約2万円前後です。 快適さを取るなら飛行機、貧乏かつ中国の長距離列車に乗ってみたい人は列車に乗ってみましょう。 ここで強調しておきたいのは、 広州鉄道駅の難易度が高すぎる ということです。 コンビニで24時間列車の中で凌げるぐらいの食料を買い、広州駅へ。 広州駅の治安が悪いということは前の記事でお伝えした通りです。
発車1時間前に広州駅に到着。 さすがに余裕かと思われましたがそうは行きませんでした。 欧米人観光客はほぼゼロ、辺り全体が中国人だらけだったので居心地は最悪です。 駅前の広場から駅に入ろうとしたら駅全体が柵に囲まれています。 どうやら、荷物のセキュリティゲートを通過しなければ入れないようです。 殺気立ったゲート付近は押し合いへし合い、まるでバーゲンセール(例え悪い?)でした。 強引に入らないと抜かされてしまいます。 なんとかセキュリティゲートを通過。 しかし、駅構内に入場するためにはもう1つ関門をくぐり抜けなければなりません。 チケットと身分証明のゲートです。 大きいテントの下に、鉄の柵で狭く区切られた列に並ぶ必要があり、明らかに時代遅れのチケットゲートでした。 あれは忘れられません。
帰省時のラッシュではこんな感じになるそうです。
このゲートを見た瞬間、列車に乗り遅れるかもという不安がよぎりました。 並んでようやく自分の番が来てパスポートと携帯のチケット予約画面を見せたのですが、不機嫌そうな顔をされてチケットが無いとダメだ的なことを言われて追い出されてしまいました。 少し離れて目立たない場所にあったチケット引き換え所を見つけてチケットを手に入れ、再度列に並びようやく入ることが出来ました。 対日感情からか、パスポートをあからさまに雑に扱われ折り目をつけられました...。 ようやく駅構内へ。
発車まで残り15分。しかし、ホームまでの行き方が分かりません。英語表記もありません。係の人に聞いてみるも、理解した様子でここで待ってろと言われしばらくその場で待たされるも何も起こらない。 焦りはピークに達し、アウトすれすれの時間まで迷っていました。 中国という地で一人は迷える仔羊状態になります。 ポイント12 広州駅の難易度は高い。 余裕を持って行動を! それか中国語を勉強してから行きましょう。 結果的に、ダッシュの甲斐もあり発車1分前に何とか列車に乗ることが出来ました。
深圳で宿が見つからなかった時より焦りました。笑 思ったよりも寝床は悪くは無さそうです。
ベッドは横幅が1mもないぐらいで多少狭くはありましたが、横になる分には問題ありませんでした。隣の人との仕切りは当然無くプライベートは筒抜けでコンセントも無いので携帯はほとんど使えず暇してました。 隣のおばちゃんのいびきがうるさかったり、車内の中国人がトイレで痰を吐く音だったりとあらゆる雑音に耐え、24時間かけて重慶北駅に到着しました。 ポイント13 長距離列車の民度は低め
到着
次回は重慶編です。
つづく